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土地売却時にかかる費用や査定の注意点は?事前に知りたい税金や負担額も紹介

土地 売却

大島 康弘

筆者 大島 康弘

不動産キャリア11年

「住まいを通じて人生を豊かにすること」を理念に、日々挑戦を続けています。
売って終わりではありません。むしろ、お客様が暮らし始めてからこそ本当のお付き合いが始まります。
まるで隣人のように、気軽に住まいの困りごとをご相談いただける存在でありたいと思っています。
そして、地域の未来を見据えて、街そのものをプロデュースする事を目指しています。
安心で快適な暮らしを創造し続けることが私の目標です。

土地を売却しようと考えたとき、「どんな費用が必要なのか」「税金はどのくらいかかるのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。売却には仲介手数料や測量費だけでなく、印紙税や登記費用など、見落としやすい費用も発生します。この記事では、土地売却時に必要となる主な費用や税金の基本を分かりやすく解説し、事前に準備できるポイントもご紹介します。土地を売る前に、しっかりと知識を身につけて安心して売却準備を進めましょう。

土地売却にかかる主な費用の種類と概要

土地を売却される方に向けて、売却時に発生しやすい費用を一覧に整理いたします。どのような費用がかかるのか、まずは全体像をおさえておきましょう。

費用項目内容目安金額・算出方法
仲介手数料不動産会社に支払う成功報酬(売却額 × 3% + 6万円)+消費税(上限)
測量費境界を確定する等の土地の面積確認に必要確定測量図作成:35~60万円程度
建物解体費古家などを更地にする際に発生木造:約3~8万円/坪程度
印紙税売買契約書に貼付する収入印紙にかかる税金例:1,000万円超5,000万円以下 → 本則2万円・軽減1万円
登記費用(登録免許税等)所有権移転や抵当権抹消の登記にかかる費用抵当権抹消:1筆あたり1,000円+司法書士報酬1~2万円程度

なおここに含まれていないものとして、水道引き込み工事費(30~50万円程度)や司法書士への報酬、必要に応じた各種登記費用などが発生することがあります。

それでは、各費用の算出例を簡潔にご紹介いたします。

  • 仲介手数料:たとえば売却額が3,000万円の場合、「3,000万円 × 3% + 6万円」で税抜96万円程度(消費税別)となります。
  • 測量費:境界未確定の土地では確定測量図作成に35~60万円ほどかかることが多いです。
  • 解体費:木造住宅の解体では、1坪あたり3~8万円が相場となります。
  • 印紙税:売却価格が1,000万円超5,000万円以下の場合、通常は2万円、軽減措置適用で1万円となります(期限あり)。
  • 登記費用:抵当権抹消登記では、不動産1筆につき1,000円程度と、司法書士報酬1~2万円ほどが必要です。

それぞれの費用は、売却前・契約時・売却後など発生するタイミングが異なりますので、次項で整理いたします。

査定の流れに伴う費用を抑えるポイント

土地の売却を検討中の方にとって、査定にかかる費用をできるだけおさえることは大切です。ここでは、費用のかかる可能性がある段階とその抑え方を、わかりやすくご紹介します。

ポイント 内容 費用負担の有無
概算(机上)査定 登記簿や面積などのデータのみで査定。簡易的な相場を把握できる 基本的に無料
訪問査定 現地訪問によって接道条件や周辺環境などを加味し、より精度の高い査定額を提示 通常、無料(ただし立会いや調査内容によって実費が発生する場合も)
複数査定の活用 複数社に依頼して比較し、高すぎる査定を見抜く 査定自体は無料が一般的

まず、概算査定(机上査定)は土地の所在地や面積などをもとにデータのみで査定する方法です。匿名で利用でき、早く結果が得られるうえに、費用もかかりませんので、売却を迷っている段階でも気軽に利用できます(例:無料の土地価格シミュレーション)。

一方、訪問査定では実際に現地を確認し、道路や日照、隣接状況なども踏まえてより実際の売却価格に近い査定を受けられます。通常、不動産会社による査定は無料が多いですが、道路測定などの調査が必要な場合には実費がかかることもありますので、あらかじめ確認しておくと安心です。

また、複数の不動産会社に査定を依頼することも重要なポイントです。複数の査定価格を比較することで、極端に高い査定や、根拠があいまいな査定を識別できます。多くの場合、3〜5社に依頼するのが適切とされており、査定自体に費用はかかりませんので、安心して比較検討できます。

まとめますと、査定段階でかかる可能性のある費用は限られていますし、概算査定も訪問査定もほとんどの場合無料です。複数の査定をうまく活用し、査定方法の違いや根拠をしっかり理解すれば、余計な負担なく、より信頼性の高い査定結果を得られます。

税金関連の費用と控除・適用可能な特例

土地を売却する際に負担する税金には、印紙税や譲渡所得税・住民税がありますが、いくつかの控除や軽減措置を活用することで負担を軽くできます。以下の表に主な税金項目と控除のポイントをまとめました。

税金・控除項目 内容 目安・要件
印紙税 売買契約書に貼付する税金 契約金額によって決まる(軽減措置の適用も確認)
譲渡所得税・住民税 譲渡所得に応じて課税(所得税+復興所得税+住民税) 所有期間が5年超なら税率約20.315%、5年以下は約39.63%
3,000万円特別控除 譲渡所得から最大3,000万円まで控除できる制度 居住用財産であることなどの要件あり、確定申告が必要

まず、印紙税は売買契約書の記載金額に応じて定められており、軽減措置が設けられている場合もあります。具体的な金額は契約内容により異なるため、事前に確認すると安心です。

譲渡所得税および住民税は、不動産を売って得た利益(譲渡所得)に対して課されます。譲渡所得は「売却代金-(取得費+譲渡費用)」で計算され、税率は所有期間に応じて変わります。所有期間が5年を超える場合は約20.315%、5年以下は約39.63%が目安となります 。

しかし「3,000万円特別控除」を活用すれば、譲渡所得から最大で3,000万円を控除でき、控除後の譲渡所得がゼロなら税金はかかりません 。この特例は自宅として実際に使用していた土地や家屋が対象で、取り壊した後の土地でも、取り壊しから1年以内に売却契約を結び、住まなくなってから3年以内(その年の12月31日まで)に売却するなど、要件を満たす必要があります 。

具体例として、売却益が3,400万円ある場合、取得費などを差し引いて課税譲渡所得が2,500万円だったとすると、特別控除が適用されれば譲渡所得はゼロになり、税負担がなくなります 。

なお、相続した居住用財産についてもこの3,000万円控除が適用される場合があります。ただし、2024年以降に相続人が3人以上で売却する場合は控除額上限が2,000万円になるケースもあります 。

いずれの場合も、控除を受けるには確定申告が必須です。売却翌年の2月16日~3月15日までに申告を行い、譲渡所得の内訳書や売買契約書、登記事項証明書など必要書類を揃えることが重要です 。

実際の費用負担を見通すための準備と対応策

土地売却にあたっては、売却前の段階でできるかぎり費用を具体的に把握しておくことが大切です。まず、測量費や建物解体費など、売却前にかかる可能性のある費用については、複数業者から見積もりを取得し、費用の幅や内訳を明らかにしておきましょう。例えば、測量は土地の形状や面積により変動しますし、解体費も構造や広さで坪単価が異なるため、事前に比較することで無駄を抑えられます。

また、登記費用や司法書士への報酬も含めた費用全体を比較するために、見積もりを一覧表にまとめると良いでしょう。以下のような表形式で整理すると、わかりやすくなります。

費用項目見積額備考
測量費○○万円面積・地形に応じ変動
解体費○○万円構造・広さに応じ変動
登記費用+司法書士報酬○○万円抵当権抹消など含む

このように整理することで、どの項目にどれだけ費用がかかるかが明瞭になり、売却に伴う全体の支出を見通しやすくなります。そして最も重要なのは、「最終的に手元に残る金額」をイメージできるようにすることです。具体的には、以下の計算プロセスで概算利益を把握できます。

概算利益=売却価格-(測量・解体・登記費用など諸費用)-税金(譲渡所得税・住民税・印紙税等)

このように、売却益から必要な支出や税金を差し引いた金額をおおよその目安として把握しておくことで、資金計画にも余裕が生まれ、安心して売却活動を進められます。

まとめ

土地を売却する際は、仲介手数料や測量費、解体費、印紙税、登記費用のようなさまざまな費用が発生します。これらは売却前・売却時・売却後でタイミングが異なるため、事前にしっかりと見積もりをとり、準備をしておくことが大切です。また、査定方法や税金控除の特例なども活用すれば、費用負担を抑えることが可能です。全体の流れや費用の相場を把握し、ご自身の状況に合った対応策を考えることで、納得できる土地売却につながります。

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